葛根湯について
〝風邪の漢方薬は葛根湯〟という思い込みは禁物 その時の体質と症状に合わせた薬選びが必要 〝風邪に葛根湯〟と言われるように、漢方の風邪薬は葛根湯と思われることが多いようです。 葛根湯は、西暦210年頃の中国の書「傷寒論(し・・・
〝風邪の漢方薬は葛根湯〟という思い込みは禁物 その時の体質と症状に合わせた薬選びが必要 〝風邪に葛根湯〟と言われるように、漢方の風邪薬は葛根湯と思われることが多いようです。 葛根湯は、西暦210年頃の中国の書「傷寒論(し・・・
病名で選ぶ〝病名漢方〟ではなく、体質や症状に適した漢方薬選びのあり方を、古典の記載から考察 漢方では、症状や体質を総合的にとらえて薬を選びます。 例えば、有名な葛根湯(かっこんとう)は、出典の中国・後漢の書「傷寒論(しょ・・・
漢方の世界では汗の有無は薬選びの指標の一つ後漢時代の古典にも汗についての記載あり 明けましておめでとうございます。年末年始は、いかがお過ごしでしたか。今年も漢方の啓発に努めてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします・・・
昔からよく使われてきた小青竜湯がアレルギー症状に有効妊娠中は避けた方がいい生薬もあるので専門家に相談を 春の風物詩となりつつある花粉症ですが、花粉は年中飛散しており、秋も例外ではありません。 この時季はブタクサやヨモギな・・・
古典には23種類もの頭痛薬を紹介しているものも。古来、漢方ではさまざまな頭痛に対応してきました 頭痛には、実に多様な症状があります。痛みを感じる時間帯も、朝だけ痛む、夕方だけ痛む、悪天候の時に痛むなどさまざまです。 慢性・・・
葛根湯は五十肩や肩凝りなど肩回りの症状にも奏功。ほかにも二朮湯や桂枝加朮附湯などの薬があります 暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続きます。 オミクロン株が猛威を振るう中、外出は減っているかもしれませんが、冷えで起き・・・
「効能・効果」を現代風に分かりやすく表現するのは困難 漢方薬の使い方は複雑で一筋縄ではいかないもの 「風邪に葛根湯(かっこんとう)」などといわれることが多く、葛根湯は漢方の風邪薬と思っている人が多いようです。 しかし、葛・・・
病名でなく、体質や症状の「証」で薬を選ぶ 昼間は気温が高く朝晩はぐっと冷え込む、風邪を引きやすい気候が続いています。 特に今年は秋冬にかけて新型コロナウイルスが増加しやすいのではないかと懸念されており、体調を崩さないよう・・・
秋の七草の一つである葛(くず)は、マメ科のつる性大木です。初秋には紫色の豆状の花を多数つけ、鑑賞して楽しむ秋の七草にふさわしい美しさを感じさせます。 葛は、根に多く含まれる葛でんぷんが葛湯や葛餅の原料として用いられており・・・
症状や体質の微妙な違いで適する漢方薬は異なる 新型コロナウイルスにより大変な事態になっていますが、人類には伝染病と戦い続けてきた長い歴史があります。 1928年に発見された抗生物質であるペニシリンによって、感染症と抗生物・・・