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ホーム掲載記事リビング寿元堂薬局の漢方よもやま話

漢方薬の剤型はいろいろな種類がありますが、効果も価格もそれぞれ異なります。

毎日飲む薬のことなので、当然、価格は気になるところです。今週は、寿元堂薬局での漢方薬の1日分のおおよその価格を紹介しましょう。

最も手軽で漢方薬の味やにおいが苦手な方でも飲みやすい「錠剤」は、1箱単位で3500~5000円程度のものが多く、1日分が200~400円くらいになります。

味やにおいにあまり抵抗がない方に適した「顆粒」は1日分300~500円程度。

「煎じ薬」は1日分600~800円の範囲です。

煎じ薬は漢方薬本来の形。品質の良い生薬を用いれば、効果を最も良く引き出せます。一説には、漢方の煎じ薬の相場は、駅弁1食分といわれてきましたが、原料の生薬の値上がりが続いている今、全国的に見ても、この煎じ薬の価格は廉価といえるでしょう。

しかし煎じ薬には、煎じるときのにおいや手間を負担に感じる人がいます。そんなときに便利なのが、アルミパック。これは、専用の装置を使って煎じて、1回服用分ごとにアルミパックに詰めたものです(薬代とは別に一定の手数料が必要)。

ちなみにアルミパックの煎じ薬は、手間がかからないだけでなく、数カ月の長期保存も可能です。

その方のご希望や生活スタイルに合った薬の剤型を選んで、上手に漢方薬と付き合っていきましょう。