冷えも影響する膀胱炎
朝晩が冷え込むようになり、昼と夜で気温が10℃以上の差になることも珍しくありません。 こんな時季に注意したいのが膀胱炎(ぼうこうえん)です。 女性に多い病気で、男性と比較して尿道が短いことが理由だといわれています。主な症・・・
体質を虚証と実証で分類
漢方薬は病名ではなく、体質や症状を目標に薬を選びます。 漢方では、人の体質は虚証と実証に分類され、虚証の人は元気や体力が足りておらず、病気に対する抵抗力が弱く、だらだらと不調が続く場合が多いとされています。 また、実証の・・・
余分な水や膿を出すハトムギ
暑い日が続く夏には、冷たいお茶がおいしいですね。 スーパーなどでよく見かけるハトムギ茶。 その原料のハトムギは、イネ科の一年草で、ハトが好んで実を食べることから「ハトムギ」と呼ばれるようになったそうです。 ハトムギは、民・・・
夏こそ〝冷えの季節〟冷房病に注意
7月前半から記録的な猛暑日が続いています。 熱中症に注意が必要ですが、「冷房病」にも気をつけたいところです。 現在はスーパーやショッピングモールには必ず冷房が入っています。 うだるような暑い外から涼しい室内に入れば気持ち・・・
腎の働きと関係が多い〝耳鳴り〟
耳鳴りは周囲の音に関係なく、耳の中で発生する雑音です。 本人にしか分からない自覚的耳鳴りが大部分で、まれに血管や筋肉などから実際に音が出ている他覚的耳鳴りの人がいます。 目まいなどを伴うことが多く、聴力の減退である耳聾(・・・
オオバコの種子も生薬の一つ
子どもの頃、よく引っ張りっこをして遊んだオオバコ。 春から秋にかけて花茎を伸ばし、長い花穂に白い小花を下から順に咲かせて実をつけます。葉が広くて大きいため、大葉子と呼ばれるようになったそうです。 オオバコの種子は水に接す・・・
皮膚の疾患を持つ人につらい夏
暑い日が続くと夏目前を感じます。汗をかきやすくなり、皮膚に症状を持つ人にはつらい季節の到来でもあります。 皮膚の疾患に利用される多くの漢方薬の中に、消風散(しょうふうさん)と温清飲(うんせいいん)があります。 消風散は1・・・
この時期気になる〝気象病〟
例年よりも早く沖縄が梅雨入りし、湿気も増してきました。 湿気が多い時期、めまい、関節痛、胃腸の不調などの症状に悩まされる人は少なくありません。 気象の影響によって発症したり、症状が悪化したりするものは「気象病」と呼ばれて・・・
婦人科疾患に効く当帰芍薬散
温かくなり、すっかり春らしい日が続くようになりました。 4~6月は芍薬(しゃくやく)の開花時期です。 芍薬は根を乾燥したものを生薬(しょうやく)として利用し、婦人科疾患に利用される、代表的な漢方薬の一つである当帰芍薬散(・・・
84歳まで長生きした貝原益軒
近年、さまざまな健康法が取り上げられていますが、実は江戸時代にも健康法をまとめた書がありました。 「養生訓」という書物で、著者は儒学者で医師である貝原益軒(かいばらえきけん・1630~1714年)。 健康を保つための養生・・・