皮膚の症状に使われる漢方薬
進学や就職などで今春から生活環境が大きく変化したという人も多いことでしょう。そして、梅雨入りと同時に急に気温が高くなってきました。それらのためか、アトピー性皮膚炎の悪化や湿疹が慢性化して治まらないという人が増えています。・・・
進学や就職などで今春から生活環境が大きく変化したという人も多いことでしょう。そして、梅雨入りと同時に急に気温が高くなってきました。それらのためか、アトピー性皮膚炎の悪化や湿疹が慢性化して治まらないという人が増えています。・・・
漢方薬には、葛根湯(かっこんとう)という処方があります。 皆さんも一度は聞いたことがあると思います。比較的体力があり、首筋や背中にこわばりがあり、発熱しているけれど汗をかかず、悪寒がする人に適することが多い漢方薬です。 ・・・
季節の変わり目である五節句の一つ「端午の節句」の5月5日は「こどもの日」ですが、実は「薬の日」でもあることはあまり知られていません。 日本書紀に記された、「611年5月5日に推古天皇が菟田野(うだの)にて薬猟(くすりがり・・・
先日、真庭市の蒜山に登ってきました。道中、片栗粉の原料であるカタクリの花がたくさん咲いていました。葉の形が栗の子葉(しよう)に似ていることから、「カタクリ」と呼ばれるようになったそうです。うつむいて咲く紫色の可愛い花を見・・・
「漢方薬は温かくして飲んだ方がいい」と耳にすることもあるでしょう。今回は漢方薬を服用するときの温度について少し述べてみましょう。 古典に載る漢方薬は、ほとんどが煎じ薬です。そして、服用する温度が指示されている処方がたくさ・・・
西洋医学の薬は、食事の30分後に服用することが多いのに対し、漢方薬は食事30分前または食間(食後2時間)が一般的です。 これは漢方薬が胃の負担になりにくく、空腹時の方が吸収されやすいためとされています。 では、昔から漢方・・・
本格的な春の訪れとともに、ようやく過ごしやすい季節になってきました。その一方で、花粉症に悩まされる方には、つらい時季でもあります。 花粉症はアレルギー性疾患の一種。「スギ花粉症を含むアレルギー性鼻炎は、国民の40%以上が・・・
「立てば芍薬(しゃくやく)、座れば牡丹(ぼたん)、歩く姿は百合(ゆり)の花」ということわざがあります。 芍薬は、すらりと伸びた茎の先端に美しい花を咲かせるため、立ち姿。牡丹は横向きの枝に花をつけるため、座った姿。ややうつ・・・
最近、長引く咳(せき)に悩まされている方が増えてきているようです。寿元堂にも、風邪をきっかけに、咳だけが残って治らないという方が数年前から増えています。 咳は、「肺」が関与していると漢方では考えられています。漢方でいう肺・・・
妊娠中の養生薬として有名な当帰散(とうきさん)について、江戸時代の医師である有持桂里(ありもち・けいり)先生は「当帰散は胎児を安定させる効果がある。妊娠中に常服すると、お産に安排(あんばい)が良い」と記しています。また、・・・