処方名から想像できる作用
漢方の処方名は、漢字ばかりで難しい、とっつきにくいというイメージがあるのではないでしょうか。 漢方薬の中でも、処方名からその作用が想像できる処方があります。いくつか紹介しましょう。 温胆湯(うんたんとう)処方名に胆(きも・・・
漢方の処方名は、漢字ばかりで難しい、とっつきにくいというイメージがあるのではないでしょうか。 漢方薬の中でも、処方名からその作用が想像できる処方があります。いくつか紹介しましょう。 温胆湯(うんたんとう)処方名に胆(きも・・・
Q 江戸時代は漢方の世界にも流派があったという話を耳にしました。どのように分かれていたのですか。また、現在も関係しますか。 (50歳・男性) A 漢方が最も隆盛だった江戸時代、漢方は、後世派、古方派、折衷派などの学派に分・・・
今ではあまり知られていませんが、漢方には新生児に飲ませる「マクリ」という薬があります。飲ませた赤ちゃんは疳(かん)が抑えられ元気に育つとされ、江戸時代にはよく使われていました。 目的は、赤ちゃんの体内にたまった胎毒(たい・・・
残暑が続くと思いきや、急に肌寒くなり、体調を崩す方が多くなっています。今週は風邪によく使われる漢方薬をいくつか紹介しましょう。 風邪の漢方薬というと、葛根湯(かっこんとう)を連想する方が多いようです。 しかし、葛根湯は風・・・
Q 血圧が低く、朝、なかなか起きられません。午前中はテンションが低く、少しフラフラしながら仕事に出掛けています。低血圧に効く漢方薬はありますか。 (25歳・女性) A 低血圧によって、疲れやすい、体がだるい、めまいやたち・・・
もうすぐ9月ですが、まだ暑い日が続きます。夏の疲れが出る時期なので、今回は清暑益気湯(せいしょえっきとう)を紹介しましょう。 この漢方薬は、食欲が出ない、便が軟らかくなる、のぼせ・ほてりがある、全身がだるいなど、いわゆる・・・
夏の暑さの影響や日々のストレスの蓄積もあり、この時期は慢性的な疲労で体の不調を訴える人が多くいます。 漢方では、体調を崩している人や元々疲れやすい人のことを虚証(きょしょう)や虚の状態と表し、補中益気湯(ほちゅうえっきと・・・
寒い季節に飲むイメージのある甘酒ですが、実は俳句でいうと、夏の季語。漢方薬が医学の中心だった江戸時代には、夏に飲むものとして人々に親しまれていました。 当時は夏の暑さで体調を崩す人や命を落としてしまう人が多く、1年でも夏・・・
Q 毎年、梅雨ごろからアトピー性皮膚炎を発症し、本格的な夏場は症状がピークに。特に、かゆみで悩んでいます。 (30歳・女性) A 最近は、アトピー性皮膚炎や慢性じんましんなど、治りにくい皮膚病がますます増えているようです・・・
マンネンタケというキノコをご存じですか。霊芝(れいし、芝=キノコの意)という名前の方が有名かもしれません。 現代の日本では、霊芝は薬草を組み合わせた漢方薬の材料として使われることよりも、霊芝だけ、または梅寄生(ばいきせい・・・