動物由来の生薬(2)
4月18日号に引き続き、動物由来の生薬(しょうやく)を紹介します。 牡蠣(ぼれい)漢方ではカキの身ではなく、貝殻を使います。竜骨と組み合わせて、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしか・・・
4月18日号に引き続き、動物由来の生薬(しょうやく)を紹介します。 牡蠣(ぼれい)漢方ではカキの身ではなく、貝殻を使います。竜骨と組み合わせて、柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)、桂枝加竜骨牡蠣湯(けいしか・・・
漢方薬は生薬(しょうやく)で構成されています。その多くが植物ですが、動物由来のものもあります。今回は単独で使われることも多い3つの動物生薬を紹介します。 牛黄(ごおう)牛の胆のうの中に生じた結石、つまり胆石を乾燥させたも・・・
Q 今まで花粉症と無関係でしたが、最近、外出するとくしゃみや鼻水がよく出ます。また、目がかゆくてたまりません。花粉症に漢方は効果がありますか。 (31歳・女性) A 街にマスク姿の人が増えてきました。花粉の飛来がピークを・・・
現在、利用されている漢方薬のほとんどが飲み薬です。 その剤型には、煎剤(生薬を混合した漢方薬を煎じた薬)、顆粒剤(煎剤のエキスや粉末を固めて粒状にした薬)、錠剤(粉末などを圧縮成形した薬)、散剤(粉薬)、丸剤(丸薬)など・・・
このコラム(第19回、20回)で、漢方が医療の中心だった時代には、漢方薬を飲むときに温度や時間にまで気を配っていたことを解説しました。 今回は散剤と丸剤の飲み方です。 散剤とは粉薬のこと。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん・・・
Q のどが腫れているようなので気になっています。バセドウ病や橋本病など、甲状腺の病気が女性に多いと聞きました。漢方薬も効果がありますか。 (49歳・女性) A バセドウ病も橋本病も、甲状腺ホルモンのバランスが崩れ、甲状腺・・・
前回(2月21日号)、漢方薬を飲むときの温度について説明しました。 今回は、飲む回数と時間です。 現在の飲み方の主流は「1日分を3回に分けて」「食前」または「食間」の空腹時に飲むことです。漢方薬は胃の負担になりにくく、空・・・
皆さん、漢方薬を飲むときの温度を気にしたことがあるでしょうか。 昔は、薬によって飲むときの温かさが指示されていたものがあります。飲む温度の違いによって効果が出やすくなったのでしょう。 今では一般的に、漢方薬の煎じ薬は温か・・・
Q 寒い季節になると、おなかが痛くなるなど、調子を崩すことが多いです。冬によく使われる漢方薬があったら教えてください。 (47歳・女性) 体内の冷えを取る漢方薬があります A 漢方では、寒さや冷えなどによる体調不良を「中・・・
江戸時代と現代、漢方の処方数は、どちらが多いと思いますか。実は、江戸時代には、今よりもずっと多くの種類の漢方薬が使われていました。 江戸時代を代表する処方集「古今方彙(ここんほうい)」の薬の数は、1075処方。 しかし、・・・