漢方薬だから長く飲む必要がある?
江戸時代は漢方が治療の中心だった時代。病気には、まず漢方でした。 現代では、ほとんどすべての人が、西洋医学のお世話になります。その段階で治りやすい人が、漢方薬を飲むことはまずありません。長期間、西洋医学の治療を受けても治・・・
漢方薬とそうでないものの違い
漢方薬ではないものを漢方薬だと誤解している人が多いことに、いつも驚かされます。そこで漢方薬と、そうでないものを分類してみました。 日本の民間薬民間の伝承による民間療法の薬。1種類から数種類の薬草を症状に合わせて使いますが・・・
おなかが張って困っています
Q 1年以上前から、食後、おなかが張って苦しくなります。ガスがたまりやすく、おならがよく出ます。漢方薬で治りますか。 (48歳・女性) 腸の働きを整える各種漢方薬があります A つい食べ過ぎておなかがいっぱいになり、腹が・・・
漢方薬の剤型
今回は、あまり語られることのない、漢方薬の剤型についてお話ししましょう。剤型にはいろいろな種類があります。 煎剤煎じて飲むもの。本来、ほとんどの漢方薬は煎剤で用いられてきました。葛根湯など。 散剤粉薬のこと。粉末にして・・・
治りにくい病気を試験に例えると
身近な病気の多くは、西洋薬で一時抑えをしている間に、自然治癒力が働いて治ります。ですから、一時抑えの効果で症状が治まれば病気が完治したと勘違いしやすいのです。 漢方薬に求められる効果は、自然治癒力を高めて治すことです。 ・・・
白内障にも効きますか
Q 最近、目がかすみます。白内障を心配して、家族は眼科の受診を勧めますが、漢方薬を試そうと思っています。白内障にも効果があるのですか。 (55歳・女性) 昔から使われてきた漢方薬があります A 目の病気の中で、漢方が最も・・・
漢方薬と西洋薬の併用
私の薬局に相談に来られる方のほとんどが、長い間西洋薬を飲んでいます。優れた西洋薬でも治すことが難しく、一時抑えを続けているのです。 そのような状態に漢方が奏効するケースが少なくありませんが、漢方薬と西洋薬を併用すると、良・・・
漢方の存在価値
現代のような素晴らしい高度な西洋医学が発達した時代に、今さら漢方が必要なのかと思う人もいるかもしれません。 確かに、西洋医学は抗生剤やステロイドの発見、外科学の進歩などで人類に大きく貢献してきました。 そして日本では、明・・・
夏ばてに効く漢方薬はありますか
Q このところの暑さで夏ばて気味。食欲がなく、疲れやすく、仕事や家事の生産性が落ちています。元気に夏を乗り切るための漢方薬を教えてください。 (47歳・女性) 清暑益気湯などさまざまな薬があります A 昔から、高温多湿で・・・
インスタント漢方薬
現在の日本では、料理の簡便化が進み、手間の掛からないインスタント食品が数多く使われるようになっています。インスタント食品が普及し過ぎると、イコール「日本の家庭料理」となってしまう日が来るかもしれません。 実は、まさにこの・・・