自律神経の乱れを漢方薬で整える
4月は新生活をスタートする人が多い時季。知らず知らずのうちに体に負担がかかっている人は多いものです。 さて、自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは対照的な働きをもっています。 これらがバランスよく働き、環境の・・・
4月は新生活をスタートする人が多い時季。知らず知らずのうちに体に負担がかかっている人は多いものです。 さて、自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは対照的な働きをもっています。 これらがバランスよく働き、環境の・・・
クスノキ科の樹木・ケイ(桂)。樹皮は桂皮(けいひ)と呼び、直径1㎝以下の若い枝を桂枝(けいし)と呼び、ともに漢方薬の原料として用いられています。 中国やベトナムに自生するケイの学名はシンナモム・カッシアという種類で、カシ・・・
三国時代(220〜280年)に活躍した名医として、華陀(かだ)が有名ですが、同時代に董奉(とうほう)という名医もいたそうです。 董奉は病人たちの治療を無償で行っていました。 治療費を一切受け取らない代わりに、家の周りに杏・・・
栗きんとんや、たくあんの色づけに用いられるクチナシが、漢方薬の原料として使われていることはご存じでしょうか。 生薬(しょうやく)名を山梔子(さんしし)といい、山梔子を含む漢方薬の一つに加味逍遙散(かみしょうようさん)があ・・・
もうすぐ年の瀬。そろそろ当帰(とうき)の収穫も大詰めです。 当帰はセリ科の多年草です。11月〜12 月、葉が黄色になった頃に収穫した根を漢方薬の原料として用います。 昔から奈良県吉野地方で栽培されている「大和(やまと)当・・・
私たちがスーパーなどで野菜や果物を買うときに、味見をすることはできません。 ですから、見た目から得られる新鮮さなどの情報や、それまでの経験から得た感覚をもっておいしいであろうものを選びます。 このように、私たちが日常して・・・
夏が過ぎると、黄金色の稲穂が実り、稲刈りの時期がやってきます。 気温が高く、雨が多い日本の気候は稲が育ちやすく、縄文時代後期から栽培されていたことが分かっています。 お米は日本人の主食として私たちの食生活を支えてきました・・・
6月〜9月にかけて、水面上に葉の間から長い花茎を伸ばすスイレン科のコウホネという植物があります。 コウホネは花茎の先に、直径5㎝ばかりのかわいらしい黄色い花を咲かせます。泥の中には節がある長い根茎があり、漢方薬の原料とし・・・
今、わが家のベランダのプランターには、昨年種を落とした紫蘇(しそ)が次から次へと芽を出し、日ごとに成長しています。 紫蘇はペルリアルデヒドという成分を含んでいます。抗菌作用があり、魚毒を中和し、食中毒の予防効果があること・・・
桜も散って新緑がきれいな季節になりました。山椒の新芽である木の芽も4月から5月に旬を迎えます。 山椒は花や果実も料理のアクセントに使用されている身近なものですが、漢方薬の原料としても用いられます。 漢方では、成熟した果実・・・