日本産生薬、例えば〝当帰〟
近年、自治体やメーカーによって日本産の生薬(しょうやく)の安定供給を目指す動きがあります。 甘草(かんぞう)や柴胡(さいこ)、川芎(せんきゅう)、山椒(さんしょう)などがありますが、ここでは当帰(とうき)を紹介しましょう・・・
近年、自治体やメーカーによって日本産の生薬(しょうやく)の安定供給を目指す動きがあります。 甘草(かんぞう)や柴胡(さいこ)、川芎(せんきゅう)、山椒(さんしょう)などがありますが、ここでは当帰(とうき)を紹介しましょう・・・
Q 寒さが続き体が冷えます。冷えは万病のもとなどと聞くと気になります。漢方薬を飲むと冷え症がよくなると聞きましたが本当でしょうか。 (28歳、女性) 体を温める代表的な生薬は〝当帰〟 A 1月の下旬から寒さが一段と厳しく・・・
今年も残すところあと数日、大掃除を済ませ、迎春の準備も終えた人は多いことでしょう。 以前は冬でも半袖・半ズボンで走り回る子どもを見掛けることがありましたが、いつの間にか見なくなりました。最近は小さな子どもにも冷え症が増え・・・
Q 毎月、生理の前にイライラを強く感じ、頭痛があります。病院では月経前症候群と診断され、女性ホルモンのバランスが乱れていることが原因だと言われました。乱れを整えるのに適した漢方薬はあるでしょうか。 (36歳、女性) 「未・・・
医薬品として、物忘れに対する効能を取得した「遠志(おんじ)」という生薬(しょうやく)が、最近注目を浴びています。 遠志は、ヒメハギ科のイトヒメハギの根を薬用部位として用います。精神を安定させる作用に加え、強力ではないもの・・・
薬局などで漢方薬の製品を購入するとき、効能・効果は必ず確認する項目の一つでしょう。 そこで今回は2つの製品を例に、記載されている効能・効果を紹介しましょう。 製品A 「患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、そう痒(よう)・・・
漢方の世界では、その人の症状や体質など全身の状態を考慮して漢方薬を選びます。 ほとんどの場合は1種類の漢方薬で対応できますが、対応が難しい場合には2種類飲むことがあります。 そんな時に「2種類を一緒に飲まない方がいいです・・・
初めて来局される人から「漢方薬なので、効果が表れるまでに何カ月もかかるのですか」とよく尋ねられます。今回は、一つの漢方薬を試す期間を紹介しましょう。 風邪のような急性病の場合、即効性のある漢方薬が当然必要とされます。通常・・・
漢方薬はその人に適した薬を選ぶことで、本来の効果が得られます。 適する漢方薬を選ぶ時には、相手の症状、体質、見た目などいろいろなことが手掛かりになります。得られた手掛かりから、その症状を改善するために適切な生薬(しょうや・・・
漢方では、肉体、臓器、血液などの目に見えるものを「血(けつ)」と表現します。 血の滞った状態を「瘀血(おけつ)」、血の不足した状態を「血虚(けっきょ)」といい、これらが原因で起こる症状に使う漢方薬に「四物湯(しもつとう)・・・