生薬の目利き
私たちがスーパーなどで野菜や果物を買うときに、味見をすることはできません。 ですから、見た目から得られる新鮮さなどの情報や、それまでの経験から得た感覚をもっておいしいであろうものを選びます。 このように、私たちが日常して・・・
腰痛に効く漢方薬とは
「八味地黄丸」や「疎経活血湯」などの漢方薬がある ので慢性の腰痛に悩んでいる人は一度試してみては 10月中旬から急に冷え込み、寒さで悪化しやすい不調で悩む人にはつらい季節の始まりです。 寒い季節に、相談が増える症状の一つ・・・
漢方でもお米の力を利用
夏が過ぎると、黄金色の稲穂が実り、稲刈りの時期がやってきます。 気温が高く、雨が多い日本の気候は稲が育ちやすく、縄文時代後期から栽培されていたことが分かっています。 お米は日本人の主食として私たちの食生活を支えてきました・・・
〝秋バテ〟と漢方薬
季節の変わり目、気候の変化に適応できないと不調に。暑さで弱った体を整え、元気を取り戻す漢方薬とは 暑さもやわらぎ、やっと涼しくなってきました。 しかし、過ごしやすい気候とは裏腹に、体がだるい、食欲がない、疲れやすいなどの・・・
漢方薬の効能・効果を読み解く
「効能・効果」を現代風に分かりやすく表現するのは困難 漢方薬の使い方は複雑で一筋縄ではいかないもの 「風邪に葛根湯(かっこんとう)」などといわれることが多く、葛根湯は漢方の風邪薬と思っている人が多いようです。 しかし、葛・・・
打撲や捻挫に役立つ漢方薬
6月〜9月にかけて、水面上に葉の間から長い花茎を伸ばすスイレン科のコウホネという植物があります。 コウホネは花茎の先に、直径5㎝ばかりのかわいらしい黄色い花を咲かせます。泥の中には節がある長い根茎があり、漢方薬の原料とし・・・
梅雨時季にも気を付けたい膀胱炎
膀胱炎を繰り返す場合や、抗生物質で治りにくくなった場合は、漢方薬を試してみては 今は、今年は例年よりもかなり早い梅雨入りで、戸惑っている人は多いでしょう。まだまだ寒暖差が大きく、雨の後に気温が下がると一段と冷え込みがこた・・・
紫蘇の名前の由来と漢方での使い方
今、わが家のベランダのプランターには、昨年種を落とした紫蘇(しそ)が次から次へと芽を出し、日ごとに成長しています。 紫蘇はペルリアルデヒドという成分を含んでいます。抗菌作用があり、魚毒を中和し、食中毒の予防効果があること・・・
漢方復興の歴史
明治時代に一度衰退してしまった漢方 今は、大量の漢方薬が利用されています。 しかし、昔は日本の医療を担っていた漢方が、一度衰退してしまった時代があったことは忘れられています。 明治時代に、初めて制定された医師の国家資格が・・・
小さいけど侮れない山椒の効用
桜も散って新緑がきれいな季節になりました。山椒の新芽である木の芽も4月から5月に旬を迎えます。 山椒は花や果実も料理のアクセントに使用されている身近なものですが、漢方薬の原料としても用いられます。 漢方では、成熟した果実・・・