桂皮や桂枝を使った先人の知恵
クスノキ科の樹木・ケイ(桂)。樹皮は桂皮(けいひ)と呼び、直径1㎝以下の若い枝を桂枝(けいし)と呼び、ともに漢方薬の原料として用いられています。 中国やベトナムに自生するケイの学名はシンナモム・カッシアという種類で、カシ・・・
クスノキ科の樹木・ケイ(桂)。樹皮は桂皮(けいひ)と呼び、直径1㎝以下の若い枝を桂枝(けいし)と呼び、ともに漢方薬の原料として用いられています。 中国やベトナムに自生するケイの学名はシンナモム・カッシアという種類で、カシ・・・
漢方では、病気の原因で薬を使い分けるのではなく症状と体質を目安に薬を選んでいきます 今年はぐっと冷え込む日が多く、1月は珍しく倉敷でも何日か雪が降っていました。一方で、昼間は暖かい日もあり、寒暖差がこたえる症状で悩んでい・・・
三国時代(220〜280年)に活躍した名医として、華陀(かだ)が有名ですが、同時代に董奉(とうほう)という名医もいたそうです。 董奉は病人たちの治療を無償で行っていました。 治療費を一切受け取らない代わりに、家の周りに杏・・・
葛根湯は五十肩や肩凝りなど肩回りの症状にも奏功。ほかにも二朮湯や桂枝加朮附湯などの薬があります 暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続きます。 オミクロン株が猛威を振るう中、外出は減っているかもしれませんが、冷えで起き・・・
栗きんとんや、たくあんの色づけに用いられるクチナシが、漢方薬の原料として使われていることはご存じでしょうか。 生薬(しょうやく)名を山梔子(さんしし)といい、山梔子を含む漢方薬の一つに加味逍遙散(かみしょうようさん)があ・・・
西洋医学では治療が難しく、患者数が増加。漢方が奏功するケースも多いので試す価値あり 非結核性抗酸菌症という病気をご存じでしょうか。 この病気は結核菌の仲間の抗酸菌によって引き起こされ、多くが肺に感染します。 日本ではMA・・・
もうすぐ年の瀬。そろそろ当帰(とうき)の収穫も大詰めです。 当帰はセリ科の多年草です。11月〜12 月、葉が黄色になった頃に収穫した根を漢方薬の原料として用います。 昔から奈良県吉野地方で栽培されている「大和(やまと)当・・・
食後の胃もたれ、胸やけ、胃の痛みなど、胃の不調があるときの漢方薬にはいろいろな種類があります 早いもので、今年も残すところあと1カ月を切りました。 今年は11月に入ってもなかなか寒くなりきらず、1日の寒暖差が激しい日が長・・・
私たちがスーパーなどで野菜や果物を買うときに、味見をすることはできません。 ですから、見た目から得られる新鮮さなどの情報や、それまでの経験から得た感覚をもっておいしいであろうものを選びます。 このように、私たちが日常して・・・
「八味地黄丸」や「疎経活血湯」などの漢方薬がある ので慢性の腰痛に悩んでいる人は一度試してみては 10月中旬から急に冷え込み、寒さで悪化しやすい不調で悩む人にはつらい季節の始まりです。 寒い季節に、相談が増える症状の一つ・・・