悩ましい便秘に穏やかに効く!
便秘で下剤を使っている人は少なくないでしょう。 漢方薬にも潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸料(ましにんがんりょう)など便秘に使用されるものが幾つもあり、それらの漢方薬の中には、大黄(だいおう)という瀉下(しゃげ)作用・・・
便秘で下剤を使っている人は少なくないでしょう。 漢方薬にも潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸料(ましにんがんりょう)など便秘に使用されるものが幾つもあり、それらの漢方薬の中には、大黄(だいおう)という瀉下(しゃげ)作用・・・
7月に入り厳しい暑さが続いています。うだるような暑さには気が滅入りますが、花火やお祭りなどの楽しみが多い季節でもあります。 花火やお祭りといえば夏の風物詩。今では見かけなくなりましたが、「枇杷葉湯(びわようとう)売り」は・・・
漢方薬は全て中国で考えられたもの―と誤解している人は多いようです。 はるか昔から中国の医学と共に薬が日本に伝わり始めました。そして、少しずつ日本独自の発達をし、江戸時代の頃から一気に日本化が進みました。 この日本独自の発・・・
湿気が多くなるこの時期、胃や腸の調子を崩してしまう人が少なくありません。 食欲不振や嘔気(おうき)などの症状がある人によく用いられる六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬があります。六君子湯は、人參(にんじん)、白朮(び・・・
薬局などで漢方薬の製品を購入するとき、効能・効果は必ず確認する項目の一つでしょう。 そこで今回は2つの製品を例に、記載されている効能・効果を紹介しましょう。 製品A 「患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、そう痒(よう)・・・
漢方の世界では、その人の症状や体質など全身の状態を考慮して漢方薬を選びます。 ほとんどの場合は1種類の漢方薬で対応できますが、対応が難しい場合には2種類飲むことがあります。 そんな時に「2種類を一緒に飲まない方がいいです・・・
漢方薬を試してみたいと相談に来られる人の多くは、既に西洋薬を利用しています。 また、漢方薬と西洋薬を併用してはいけないと思われている人も多いようです。 基本的には、漢方薬と西洋薬は併用できます。どちらかで治ればいいのです・・・
満開の桜が散った後、葉桜がきれいな時期です。日本の国花であり、昔からたくさんの人に愛されてきた桜。日本最古の和歌集である「万葉集」にも桜を詠んだ歌が残されています。 桜のお花見の始まりは平安時代、貴族たちが宮中で桜の歌を・・・
同じ薬でも、西洋薬と漢方薬は違う―と知っている人は多いでしょう。 今回は、特徴的な異なる点を紹介します。 まずは、含まれる有効成分の違いから。 西洋薬は単一の化学成分が効果を表します。解熱鎮痛薬の「ロキソニン」の場合、ロ・・・
漢方は明治時代に一度廃れてしまったことをご存じでしょうか。 時の政府が西洋医学の医術開業試験を制定したため、漢方を学んでも医師になることができなくなったのです。 そんな中、漢方を残すために動いた中心人物の一人が浅田宗伯で・・・