腎の働きと関係が多い〝耳鳴り〟
耳鳴りは周囲の音に関係なく、耳の中で発生する雑音です。 本人にしか分からない自覚的耳鳴りが大部分で、まれに血管や筋肉などから実際に音が出ている他覚的耳鳴りの人がいます。 目まいなどを伴うことが多く、聴力の減退である耳聾(・・・
耳鳴りは周囲の音に関係なく、耳の中で発生する雑音です。 本人にしか分からない自覚的耳鳴りが大部分で、まれに血管や筋肉などから実際に音が出ている他覚的耳鳴りの人がいます。 目まいなどを伴うことが多く、聴力の減退である耳聾(・・・
子どもの頃、よく引っ張りっこをして遊んだオオバコ。 春から秋にかけて花茎を伸ばし、長い花穂に白い小花を下から順に咲かせて実をつけます。葉が広くて大きいため、大葉子と呼ばれるようになったそうです。 オオバコの種子は水に接す・・・
暑い日が続くと夏目前を感じます。汗をかきやすくなり、皮膚に症状を持つ人にはつらい季節の到来でもあります。 皮膚の疾患に利用される多くの漢方薬の中に、消風散(しょうふうさん)と温清飲(うんせいいん)があります。 消風散は1・・・
例年よりも早く沖縄が梅雨入りし、湿気も増してきました。 湿気が多い時期、めまい、関節痛、胃腸の不調などの症状に悩まされる人は少なくありません。 気象の影響によって発症したり、症状が悪化したりするものは「気象病」と呼ばれて・・・
温かくなり、すっかり春らしい日が続くようになりました。 4~6月は芍薬(しゃくやく)の開花時期です。 芍薬は根を乾燥したものを生薬(しょうやく)として利用し、婦人科疾患に利用される、代表的な漢方薬の一つである当帰芍薬散(・・・
近年、さまざまな健康法が取り上げられていますが、実は江戸時代にも健康法をまとめた書がありました。 「養生訓」という書物で、著者は儒学者で医師である貝原益軒(かいばらえきけん・1630~1714年)。 健康を保つための養生・・・
関節痛や神経痛などの痛みの症状に漢方薬はよく利用されています。 しかし、頸椎(けいつい)捻挫や打撲、骨折などの外傷にも効果的だということは、ほとんど知られていません。 漢方では、外傷の原因を瘀血(おけつ)と考えます。血の・・・
近年、自治体やメーカーによって日本産の生薬(しょうやく)の安定供給を目指す動きがあります。 甘草(かんぞう)や柴胡(さいこ)、川芎(せんきゅう)、山椒(さんしょう)などがありますが、ここでは当帰(とうき)を紹介しましょう・・・
立春を過ぎても厳しい寒さが続いていますが、これからの時季、お肌の乾燥が気になるという人も多いのでは? 潤いを補うさまざまな漢方薬の基本となる薬の一つに四物湯(しもつとう)があります。 四物湯は当帰(とうき)、芍薬(しゃく・・・
近年スーパーフードとして注目される食品が幾つかありますが、その一つ「ゴジベリー」は、枸杞(くこ)の実のことです。 杏仁豆腐にトッピングされている〝赤い実〟と言った方が分かりやすいかもしれません。 枸杞の実は、生薬(しょう・・・