感染症にも対応してきた漢方薬
症状や体質の微妙な違いで適する漢方薬は異なる 新型コロナウイルスにより大変な事態になっていますが、人類には伝染病と戦い続けてきた長い歴史があります。 1928年に発見された抗生物質であるペニシリンによって、感染症と抗生物・・・
症状や体質の微妙な違いで適する漢方薬は異なる 新型コロナウイルスにより大変な事態になっていますが、人類には伝染病と戦い続けてきた長い歴史があります。 1928年に発見された抗生物質であるペニシリンによって、感染症と抗生物・・・
今年の3月は暖かい日が多かったためか桜の開花も早く、例年よりも早く春の訪れを感じたように思います。 3〜4月にかけて、地面から10㎝ほどの高さに白い小さな花を付ける黄連(おうれん)。 黄連は漢方薬の原料として用いられます・・・
飲み始めてから効果が現れるまでの期間の目安 「漢方薬は長く飲まないと効果が出ない」と誤解されていることが少なくありません。 実際には、一般的に考えられているより、はるかに早く効果を発揮する場合も多いのですが、なぜこのよう・・・
3月から4月にかけて、白い花を咲かせるコブシ。 北海道から九州に広く自生する落葉高木で、その名は果実のかたちが拳(こぶし)に似ていることに由来しているそうです。 このコブシの開花直前の花の蕾(つぼみ)は辛夷(しんい)と呼・・・
大切なのは理屈でなく目の前で起きていること 「漢方薬は病気の原因のどこを治すの?」「この薬は、どのように作用して病気が治るの?」など、漢方薬の効果の根拠を尋ねるような質問に対して、困ってしまうことが少なくありません。 漢・・・
3月3日は女の子の健やかな成長を願うひな祭り。ひな人形や桃の花などを飾り、ちらしずしやハマグリの料理を楽しむ節句祭りです。 節句というのは季節を分ける節目のこと。古来の中国では、奇数の数字が重なる日には悪いことが起こると・・・
悩んでいる状態に「適〝剤〟適所」で使えば心配なし 昔から「西洋医学の薬は副作用が不安なので漢方薬を試したい」という人は多いものです。 漢方薬も医薬品である以上、副作用の可能性がないとは言えません。 しかし、漢方薬の副作用・・・
日本の伝統医学である漢方薬本来の剤型は、多くの場合、煎じ薬です。煎じ薬は、漢方薬の原料である生薬(しょうやく)を複数組み合わせて煮詰めたものです。 煎じ薬のエキスを抽出して添加物を加え、顆粒剤(かりゅうざい)や錠剤のかた・・・
漢方薬は体質や症状を踏まえてこそ本領発揮 「風邪で葛根湯(かっこんとう)を服用したが良くならなくて…」と来局される人が少なくありません。 葛根湯は、古典に「太陽病、項背強ばること几几(き)、汗無く悪風(おふう)するは葛根・・・
日本の年末年始には、年越し蕎麦(そば)やおせち料理、お正月のお飾りや門松など、現在でもいろいろな風習が伝わっています。 その一つに、元旦に飲む屠蘇酒(とそしゅ)があります。屠蘇酒というのは屠蘇散という漢方薬を酒に漬け込ん・・・