婦人科疾患に効く当帰芍薬散
温かくなり、すっかり春らしい日が続くようになりました。 4~6月は芍薬(しゃくやく)の開花時期です。 芍薬は根を乾燥したものを生薬(しょうやく)として利用し、婦人科疾患に利用される、代表的な漢方薬の一つである当帰芍薬散(・・・
温かくなり、すっかり春らしい日が続くようになりました。 4~6月は芍薬(しゃくやく)の開花時期です。 芍薬は根を乾燥したものを生薬(しょうやく)として利用し、婦人科疾患に利用される、代表的な漢方薬の一つである当帰芍薬散(・・・
近年、さまざまな健康法が取り上げられていますが、実は江戸時代にも健康法をまとめた書がありました。 「養生訓」という書物で、著者は儒学者で医師である貝原益軒(かいばらえきけん・1630~1714年)。 健康を保つための養生・・・
Q 漢方薬を扱っている大阪の知人から、北山先生の「漢方処方・口訣(くけつ)集」が役立つと聞きました。江戸時代の口訣の資料が豊富でよいとのことですが、口訣って何ですか。 (43歳、女性) 漢方薬を効果的に運用する〝秘伝〟 ・・・
関節痛や神経痛などの痛みの症状に漢方薬はよく利用されています。 しかし、頸椎(けいつい)捻挫や打撲、骨折などの外傷にも効果的だということは、ほとんど知られていません。 漢方では、外傷の原因を瘀血(おけつ)と考えます。血の・・・
花粉症のつらい季節がやってきました。 現在、日本では4人に1人が花粉症だといわれています。特に、2月から4月にかけて飛散するスギ花粉で悩んでいる方は多いことでしょう。 花粉症の代表的な症状と言えば、くしゃみ、鼻水、鼻づま・・・
Q いつも牛黄を飲むと調子が良いのですが、先日東京で友人からもらった牛黄を飲むと少し気分が悪くなりました。牛黄が合わないことがあるのでょうか。 (67歳、女性) 品質の良し悪しが効果に大きく影響 A 牛黄は、牛の胆石を乾・・・
近年、自治体やメーカーによって日本産の生薬(しょうやく)の安定供給を目指す動きがあります。 甘草(かんぞう)や柴胡(さいこ)、川芎(せんきゅう)、山椒(さんしょう)などがありますが、ここでは当帰(とうき)を紹介しましょう・・・
立春を過ぎても厳しい寒さが続いていますが、これからの時季、お肌の乾燥が気になるという人も多いのでは? 潤いを補うさまざまな漢方薬の基本となる薬の一つに四物湯(しもつとう)があります。 四物湯は当帰(とうき)、芍薬(しゃく・・・
Q 寒さが続き体が冷えます。冷えは万病のもとなどと聞くと気になります。漢方薬を飲むと冷え症がよくなると聞きましたが本当でしょうか。 (28歳、女性) 体を温める代表的な生薬は〝当帰〟 A 1月の下旬から寒さが一段と厳しく・・・
近年スーパーフードとして注目される食品が幾つかありますが、その一つ「ゴジベリー」は、枸杞(くこ)の実のことです。 杏仁豆腐にトッピングされている〝赤い実〟と言った方が分かりやすいかもしれません。 枸杞の実は、生薬(しょう・・・