原料の成熟度で効果が変わる!
湿気が多くなるこの時期、胃や腸の調子を崩してしまう人が少なくありません。 食欲不振や嘔気(おうき)などの症状がある人によく用いられる六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬があります。六君子湯は、人參(にんじん)、白朮(び・・・
湿気が多くなるこの時期、胃や腸の調子を崩してしまう人が少なくありません。 食欲不振や嘔気(おうき)などの症状がある人によく用いられる六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬があります。六君子湯は、人參(にんじん)、白朮(び・・・
Q 息子がアトピー性皮膚炎です。中学生の頃に一時期ひどくなり、就職してしばらくしてまた悪くなりました。漢方薬は効くでしょうか。 (57歳・女性) A 一昔前までアトピー性皮膚炎は子どもの病気と思われていました。乳幼児の患・・・
薬局などで漢方薬の製品を購入するとき、効能・効果は必ず確認する項目の一つでしょう。 そこで今回は2つの製品を例に、記載されている効能・効果を紹介しましょう。 製品A 「患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、そう痒(よう)・・・
漢方の世界では、その人の症状や体質など全身の状態を考慮して漢方薬を選びます。 ほとんどの場合は1種類の漢方薬で対応できますが、対応が難しい場合には2種類飲むことがあります。 そんな時に「2種類を一緒に飲まない方がいいです・・・
Q 年を取って最近は元気が出なくなりました。同年代の友人が旅行を楽しんでいるのがうらやましいです。元気を取り戻す漢方薬があるでしょうか。 (73歳・女性) A 高齢になると、元気がなくなるものです。江戸時代に最もよく使わ・・・
漢方薬を試してみたいと相談に来られる人の多くは、既に西洋薬を利用しています。 また、漢方薬と西洋薬を併用してはいけないと思われている人も多いようです。 基本的には、漢方薬と西洋薬は併用できます。どちらかで治ればいいのです・・・
満開の桜が散った後、葉桜がきれいな時期です。日本の国花であり、昔からたくさんの人に愛されてきた桜。日本最古の和歌集である「万葉集」にも桜を詠んだ歌が残されています。 桜のお花見の始まりは平安時代、貴族たちが宮中で桜の歌を・・・
Q 数年前からこの時季、花粉症の症状に悩まされます。症状が少しずつひどくなっているような気がします。漢方薬が効くでしょうか。 (38歳・女性) A 花粉症は花粉が原因となる季節性のアレルギー性鼻炎です。花粉の飛散に伴って・・・
同じ薬でも、西洋薬と漢方薬は違う―と知っている人は多いでしょう。 今回は、特徴的な異なる点を紹介します。 まずは、含まれる有効成分の違いから。 西洋薬は単一の化学成分が効果を表します。解熱鎮痛薬の「ロキソニン」の場合、ロ・・・
漢方は明治時代に一度廃れてしまったことをご存じでしょうか。 時の政府が西洋医学の医術開業試験を制定したため、漢方を学んでも医師になることができなくなったのです。 そんな中、漢方を残すために動いた中心人物の一人が浅田宗伯で・・・