悩ましい便秘に穏やかに効く!
便秘で下剤を使っている人は少なくないでしょう。 漢方薬にも潤腸湯(じゅんちょうとう)や麻子仁丸料(ましにんがんりょう)など便秘に使用されるものが幾つもあり、それらの漢方薬の中には、大黄(だいおう)という瀉下(しゃげ)作用・・・
枇杷は葉も果実も役に立つ!
7月に入り厳しい暑さが続いています。うだるような暑さには気が滅入りますが、花火やお祭りなどの楽しみが多い季節でもあります。 花火やお祭りといえば夏の風物詩。今では見かけなくなりましたが、「枇杷葉湯(びわようとう)売り」は・・・
夏ばてを漢方で防げますか?
Q 毎年夏になると疲れやすくなります。今年の夏も猛暑になりそうなので心配です。夏の暑さに弱い体質に合うよい漢方薬があるでしょうか。 (54歳、女性) A 暑気あたりのことを、漢方では中暑(ちゅうしょ)といいます。暑さに中・・・
漢方薬は全て中国で考案?
漢方薬は全て中国で考えられたもの―と誤解している人は多いようです。 はるか昔から中国の医学と共に薬が日本に伝わり始めました。そして、少しずつ日本独自の発達をし、江戸時代の頃から一気に日本化が進みました。 この日本独自の発・・・
原料の成熟度で効果が変わる!
湿気が多くなるこの時期、胃や腸の調子を崩してしまう人が少なくありません。 食欲不振や嘔気(おうき)などの症状がある人によく用いられる六君子湯(りっくんしとう)という漢方薬があります。六君子湯は、人參(にんじん)、白朮(び・・・
アトピー性皮膚炎に漢方が効きますか
Q 息子がアトピー性皮膚炎です。中学生の頃に一時期ひどくなり、就職してしばらくしてまた悪くなりました。漢方薬は効くでしょうか。 (57歳・女性) A 一昔前までアトピー性皮膚炎は子どもの病気と思われていました。乳幼児の患・・・
効能・効果表示のフシギ
薬局などで漢方薬の製品を購入するとき、効能・効果は必ず確認する項目の一つでしょう。 そこで今回は2つの製品を例に、記載されている効能・効果を紹介しましょう。 製品A 「患部が乾燥して赤味を帯び、熱感があり、そう痒(よう)・・・
2種類を一緒に飲んでもいい?
漢方の世界では、その人の症状や体質など全身の状態を考慮して漢方薬を選びます。 ほとんどの場合は1種類の漢方薬で対応できますが、対応が難しい場合には2種類飲むことがあります。 そんな時に「2種類を一緒に飲まない方がいいです・・・
元気を取り戻す漢方薬はありますか?
Q 年を取って最近は元気が出なくなりました。同年代の友人が旅行を楽しんでいるのがうらやましいです。元気を取り戻す漢方薬があるでしょうか。 (73歳・女性) A 高齢になると、元気がなくなるものです。江戸時代に最もよく使わ・・・
西洋薬との併用? できます
漢方薬を試してみたいと相談に来られる人の多くは、既に西洋薬を利用しています。 また、漢方薬と西洋薬を併用してはいけないと思われている人も多いようです。 基本的には、漢方薬と西洋薬は併用できます。どちらかで治ればいいのです・・・