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漢方の必要性~ 漢方あれこれ ~

現代はすばらしい医学が発達しています。そのような時代になぜ漢方が必要なのでしょうか。

西洋医学は抗生剤やステロイドの発見、外科学の進歩などで人類に大きく貢献してきました。
その結果、総ての病気や症状に対して、西洋医学が最も効果的だと認識されるようになりました。

しかし現実はどうでしょう。権威ある病院にかかっても何年も治らなかった症状や治療法がないと言われた病気が、漢方でウソのようによくなったなどという話が現実に少なからずあります。

西洋医学と漢方は根本的に異なるものです。
どちらが優れているかなどと比較できる基準がもともとありません。
それぞれ得意なところがあり、それは図のように考えてみればわかりやすいでしょう。

西洋医学と漢方の得意分野の概念

最近の病気はますます多様化し、西洋医学だけでは対応しにくいものも増えてきています。
また、アレルギーや生活習慣病などの体質的な病気に対しても西洋医学では根本的な解決には至らないことも少なくありません。

その他にも西洋医学で十分に対応できない病気や症状はまだまだあり、それらの病気の中には漢方が適するものが多く含まれます。
西洋医学と漢方のそれぞれの良さを、上手に利用したいものです。

また漢方は非科学的だからと否定されることがあります。
経験を積み重ねることで発達してきた漢方には、実験や解剖などの科学的根拠を基礎とする西洋医学の考え方はありませんでした。

漢方薬は数千年の淘汰を経た効果的な薬が現在に伝えられてきています。
つまり数千年もの間臨床試験繰り返し、耐え抜いてきた漢方薬が今もなお使われているということなのです。