肋間神経痛にも試す価値あり
神経痛の一つに肋間(ろっかん)神経痛があります。 肋間神経痛は肋骨に沿って通っている神経に、何らかの原因で痛みが生じる病気です。電気が走るような鋭い痛みから、ヒリヒリとした痛みまで程度はさまざまですが、脇腹や背中から胸に・・・
竜胆、口に苦し
お盆、お彼岸の時季に咲くリンドウの花を見ると、秋の気配を感じるものです。 リンドウは多年草の植物で、根は漢方薬の原料として使用され、竜胆(りゅうたん)と呼ばれます。 竜胆は極めて苦く、その苦さは熊の胆汁である熊胆(ゆうた・・・
頭痛に用いられる漢方薬
古典には23種類もの頭痛薬を紹介しているものも。古来、漢方ではさまざまな頭痛に対応してきました 頭痛には、実に多様な症状があります。痛みを感じる時間帯も、朝だけ痛む、夕方だけ痛む、悪天候の時に痛むなどさまざまです。 慢性・・・
桂皮や桂枝を使った先人の知恵
クスノキ科の樹木・ケイ(桂)。樹皮は桂皮(けいひ)と呼び、直径1㎝以下の若い枝を桂枝(けいし)と呼び、ともに漢方薬の原料として用いられています。 中国やベトナムに自生するケイの学名はシンナモム・カッシアという種類で、カシ・・・
四十肩や五十肩に漢方薬?
葛根湯は五十肩や肩凝りなど肩回りの症状にも奏功。ほかにも二朮湯や桂枝加朮附湯などの薬があります 暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続きます。 オミクロン株が猛威を振るう中、外出は減っているかもしれませんが、冷えで起き・・・
腰痛に効く漢方薬とは
「八味地黄丸」や「疎経活血湯」などの漢方薬がある ので慢性の腰痛に悩んでいる人は一度試してみては 10月中旬から急に冷え込み、寒さで悪化しやすい不調で悩む人にはつらい季節の始まりです。 寒い季節に、相談が増える症状の一つ・・・
打撲や捻挫に役立つ漢方薬
6月〜9月にかけて、水面上に葉の間から長い花茎を伸ばすスイレン科のコウホネという植物があります。 コウホネは花茎の先に、直径5㎝ばかりのかわいらしい黄色い花を咲かせます。泥の中には節がある長い根茎があり、漢方薬の原料とし・・・
梅雨時季にも気を付けたい膀胱炎
膀胱炎を繰り返す場合や、抗生物質で治りにくくなった場合は、漢方薬を試してみては 今は、今年は例年よりもかなり早い梅雨入りで、戸惑っている人は多いでしょう。まだまだ寒暖差が大きく、雨の後に気温が下がると一段と冷え込みがこた・・・
小さいけど侮れない山椒の効用
桜も散って新緑がきれいな季節になりました。山椒の新芽である木の芽も4月から5月に旬を迎えます。 山椒は花や果実も料理のアクセントに使用されている身近なものですが、漢方薬の原料としても用いられます。 漢方では、成熟した果実・・・
実は優れもののミカンの皮
そろそろミカンがおいしい季節。 少し前まで「こたつにミカン」という風景は、家族団らんの冬の風物詩でもありました。 そんな身近な果物ですが、ミカンの皮は漢方でもよく使う材料の一つ。 成熟した温州(うんしゅう)ミカンの皮を乾・・・