うれしい副作用とは
自分に適する漢方薬を服用していると、思わぬうれしい〝副作用〞が得られることがあります。 副作用とは、本来の目的とは異なる作用のことをいいます。「医薬品の副作用」というと、あまり良い印象がある言葉ではありませんが、漢方薬で・・・
冷える時季に活躍する漢方薬
冷えによる不調に使われる「五積散」冷え症のほか胃腸炎や腰痛、月経痛など応用範囲の広い薬 ぐっと冷え込む日が増えてきました。 食べ物の毒に中(あた)る「食中毒」や、暑さに中る「熱中症」などのように、寒冷にあてられることを漢・・・
のぼせと漢方薬
緊張して顔が紅潮したり、入浴後に頭や顔が熱くなったり、発熱した時に頭がぼーっとしたり、私たちは日常生活の中でのぼせを感じることがあります。 また、更年期症状や自律神経失調症、高血圧、甲状腺機能亢(こう)進症などが原因で、・・・
花粉症や鼻炎に使われる漢方薬
昔からよく使われてきた小青竜湯がアレルギー症状に有効妊娠中は避けた方がいい生薬もあるので専門家に相談を 春の風物詩となりつつある花粉症ですが、花粉は年中飛散しており、秋も例外ではありません。 この時季はブタクサやヨモギな・・・
竜胆、口に苦し
お盆、お彼岸の時季に咲くリンドウの花を見ると、秋の気配を感じるものです。 リンドウは多年草の植物で、根は漢方薬の原料として使用され、竜胆(りゅうたん)と呼ばれます。 竜胆は極めて苦く、その苦さは熊の胆汁である熊胆(ゆうた・・・
糖尿病に漢方薬は対応できるか
のどが渇き、尿量が増える「消渇」が、糖尿病と同様の症状にあたるとして、漢方でも対応できます 新型コロナウイルスの流行で在宅勤務や自粛生活が続くと、運動不足になってしまいがちです。そのため、体重が増えたり、血糖値が上がって・・・
脚気の歴史が教えてくれること
ビタミンB1の不足によって起こる脚気(かっけ)は、かつて日本の国民病として恐れられていました。食欲不振や体のだるさ、手足のしびれ、むくみなどの症状が出て、最悪の場合は死に至ることもありました。 江戸時代に白米が徐々に普及・・・
皮膚症状に用いられる漢方薬
アトピー性皮膚炎を含め、治りにくい皮膚の病気に、漢方薬が効く場合が多くあります 暑さが増してくると、汗で悪化しやすい症状が気になることでしょう。 汗が影響しやすい病気の一つに、アトピー性皮膚炎が挙げられます。 昔は子ど・・・
暑さに負ける「中暑」に対処しよう
あっという間に1年の半分が過ぎ、本格的に夏がやってきました。この猛暑に負けてしまう人も多いでしょう。 漢方の世界では、暑さに負けることを「中暑(ちゅうしょ)」と言います。 「中毒」という言葉が「毒に中(あた)る」というよ・・・
腸の不調や冷えによる下痢
冷えによる下痢はもちろん、クローン病や潰瘍性大腸炎などにも漢方薬で対応できることが少なくありません 近年の気候の変化は、日本の四季がなくなるのではないかと心配になってしまいます。今年は異例の早さの梅雨明けとなりましたが、・・・