原因不明な胃の症状にも対応
湿気が多く気温が高くなると胃腸の調子を悪くする人が増えてきます。昔から今の時季は胃腸のご相談が多いものです。 最近ご相談に来られた人は、疲れやすく、冷たいものを摂取したり冷房にあたったりするとおなかが冷え、食欲がなくなり・・・
頭痛に用いられる漢方薬
古典には23種類もの頭痛薬を紹介しているものも。古来、漢方ではさまざまな頭痛に対応してきました 頭痛には、実に多様な症状があります。痛みを感じる時間帯も、朝だけ痛む、夕方だけ痛む、悪天候の時に痛むなどさまざまです。 慢性・・・
梅雨時季に、むくみが気になる方へ
月の初めに沖縄が梅雨入りしました。 梅雨の間は気圧が不安定で、低気圧が多いため雨が多くなります。体のだるさや頭痛など、いろいろな症状が出てきやすくなる季節です。 湿気が多く汗をかきにくい環境になるため、むくみが気になる人・・・
不眠症に効果のある漢方
漢方薬は、西洋薬ほどの即効性は期待できないが、一時的な効果ではなく乱れた睡眠を改善していく 梅雨にむけて蒸し暑さが増してくるこの時季は、寝苦しくて夜中に起きてしまう人や、なかなか寝つけず悩んでいる人が少なくありません。 ・・・
自律神経の乱れを漢方薬で整える
4月は新生活をスタートする人が多い時季。知らず知らずのうちに体に負担がかかっている人は多いものです。 さて、自律神経には交感神経と副交感神経があり、この2つは対照的な働きをもっています。 これらがバランスよく働き、環境の・・・
歯周病と漢方薬
緩んだ歯茎が引き締まったり、症状が治まったりするなど歯周病にも漢方薬が奏功します 漢方が歯周病に効果があると知っている人は少ないようです。 実は、漢方でも、口の中の病気に対応してきた長い歴史があり、意外に著効を示すことが・・・
桂皮や桂枝を使った先人の知恵
クスノキ科の樹木・ケイ(桂)。樹皮は桂皮(けいひ)と呼び、直径1㎝以下の若い枝を桂枝(けいし)と呼び、ともに漢方薬の原料として用いられています。 中国やベトナムに自生するケイの学名はシンナモム・カッシアという種類で、カシ・・・
喘息や寒暖差アレルギーの漢方
漢方では、病気の原因で薬を使い分けるのではなく症状と体質を目安に薬を選んでいきます 今年はぐっと冷え込む日が多く、1月は珍しく倉敷でも何日か雪が降っていました。一方で、昼間は暖かい日もあり、寒暖差がこたえる症状で悩んでい・・・
杏仁豆腐を生んだ中国の名医の話
三国時代(220〜280年)に活躍した名医として、華陀(かだ)が有名ですが、同時代に董奉(とうほう)という名医もいたそうです。 董奉は病人たちの治療を無償で行っていました。 治療費を一切受け取らない代わりに、家の周りに杏・・・
四十肩や五十肩に漢方薬?
葛根湯は五十肩や肩凝りなど肩回りの症状にも奏功。ほかにも二朮湯や桂枝加朮附湯などの薬があります 暦の上では立春ですが、まだまだ寒い日が続きます。 オミクロン株が猛威を振るう中、外出は減っているかもしれませんが、冷えで起き・・・